自転車通勤をしていて思ったのは自転車乗りの性はスポーツバイクに乗っていようがママチャリに乗っていようが大差が無いことである。
朝の通勤時や帰宅時に出くわすののは学生のママチャリ通学。
その特徴としてはこちらがスポーツバイクと見るや否や信号待ちからのスタートで猛烈なダッシュをかます事だ。
ダッシュ時はダンシングで、その高ケイデンスで巡行するも、そもそもスポーツバイクとはギヤ比が違うので普通のペダリングでも追いついてしまう。
高校生とアラフィフの違いをこうもバイクがその筋力の差を埋めてしまう事に驚いてしまう。(自分が乗るクロスバイクとロードバイクでもこのぐらいの差があってもおかしくないのだろう。)
マウンテンバイクを駆る友人は天候不順でやむなくロード中心のロングライドをする時もそのマウンテンバイクに対してのアドバンテージがあるであろうクロスバイク乗りやローディー(ロードバイク乗り)は対抗心を剥き出しにすると言う。
「マウンテンバイクに負ける訳がない(負ける訳にいかない)」ってコトなのだろうか?
鍛え抜いた友人は生半可なクロスバイク乗りを上回る巡行速度を保つ事が出来るので、ピタリとその後ろに張り付く。
その事実を感じて先を譲れる人なら良いのだが勘違いして「抑えてる。」と思われると達が悪い。こちらが思う快適な巡行速度を下回ると鬱憤が溜まるのである。
大切なのはその鬱憤を溜めに溜めて一気に追い抜くコトなのだと…。
ジンワリを追い抜いたのでは格の違いを見せつける事が出来ないので、またもや闘争心と言う炎に蒔きをくべる事になるらしい。
今日帰宅時に似た様なシュチュエーションに出くわした。
赤信号で隣合わせたのはママチャリを駆る学生。青信号で用意ドン!
まだまだ初心者な私は快適なギヤを探りながらの加速なので中々トップスピードに達するまでに時間がかかってしまう。しかしこの時はそこまで行かずとも学生さんに追いついてしまう。でもすぐにその道から逸れるので様子をみる。
だが下り坂である事が手伝ってかペダリングをせずとも惰性でピッタリと後ろに付けてしまう。対して学生さんは高ケイデンスでのペダリングだ。改めてバイクの性能よる速度さに感心してしまう今晩の帰宅サイクリングであったのだ…。