2013年12月23日月曜日

小規模美容室のスタッフ採用の悲喜交々。

細々と美容室を運営しておりますが、小規模店ならではメリットはあるとはいえども大規模店に比べれば安定さと福利厚生面で負けてしまいます。 
なので近年の安定志向の若い美容師さんには小規模店は就職先の選択肢に中々入れてもらえずに新採用が難しい状態なのです。
ハトログ: [美容師の定年]仕事を続ける為には…。
そうですそれが…。ほほぉ〜。40歳以上の美容師は6%だとな!?そう言う私も44歳にして美容師をしております。30代にしてこの状態では一生この仕事を続ける事は難しいと思い独立を模索しました。運良く独立出...
そんな中でもまだ今年卒業したばかりのA君が我がサロンを選んでくれたのは他でもない常にホームページで募集を発信していたことに起因してますし、改めてWEBのチカラを見直したのです。

 そんなA君ですが、良かれと思って働いてみたけれでも、意外に思ったお店とは違ったな?ってコトも考えられますので、そうなった時にお互いがショックを受けずに済むように3ヶ月間を試用期間と設定しました。

 大きな企業なら当たり前なのかな? 
場合によっては(こちら目線で)適性欠ける判断をこちら下す事もあるので、無駄な先行投資を防ぐ意味でも試用期間は必要だろうと。 ですがそんな事は2週間も一緒にいれば分かる事でして、その期間が待たずとも正規雇用は決めています。(それでもA君からこちらに断りを入れる可能性もありますけどね。) 

そんなA君。
 年末のこの時期、所得税の年末調整をすべく必要な書類と以前勤めていたサロンでの源泉徴収票の提出を求めたのですね。
 あっ、A君は中途採用なんです。 
それをA君に伝えたのがの営業が終了してレッスンが済んで帰る直前。 
そして帰宅した頃にA君からメールが届きました。 

「電話してもいいですか!?」と。 
そんな電話は悪い知らせに相場が決まっていると思ってたのですが、タイミング的にちょっと違うかなと思い 「どうぞ。」と答えましたが、そう言えば僕の電話番号を知らなかった…。

 ですからこちらから電話をかけますと、何やら神妙な語り口調です。 
「まずはウソを付いたコトを謝らなければいけません。」(なんだか付き合い始めて間もない彼女への弁明の様です。)

 「何なの?」とは僕。 

「実は就職活動が不利にならない様に以前働いていたサロンの在職期間をごまかしてました。」(ナルホド源泉徴収票の提出で明るみにでるよね。) 

よくよく話を聞くと最初に就職したサロンで美容の仕事が嫌になってしまい辞めてしまったと。 
その後ちょっとアルバイトはしたが、なんとか思い立って再就職の道を探ったらしいのです。(ちなみにA君の以前の職場は一流店です。) で、決断は大型店よりも地域密着型の小型店だと。 

その選択があっていたかどうかは僕の指導次第だと思うのですが、技術的な素質は全く問題がなさそうですし、人当たりも良いです。後は仕事の面白みをこちらが与えるだけですから、これから楽しみですな。(ちなみにA君からは試用期間が終わってないにも関わらず厄介になる旨を伝え聞いております。)

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